テトラパックは、食品加工・包装における世界的リーダーです。創業70年以上、160カ国以上・25,000人超の規模で、包装ソリューションから調達・生産・流通・規制対応まで幅広いサービスを提供しています。
2022年以降、Biodiversifyはテトラパックのグローバル経営チームと協力し、同社の自然戦略「Tetra Pak Approach for Nature」の策定・展開を支援しています。
自然への依存とサプライチェーンリスクの把握
この戦略の核心は、同社の事業が自然の恵み(生態系サービス)に依存しているという認識です。調達からオペレーションに至るバリューチェーン全体で、自然の喪失が事業リスクになりうると捉えています。
スウェーデン拠点でのパイロット評価
戦略展開の第一歩として、スウェーデンにある主力生産・製造拠点でパイロット評価を実施しました。オフィス・加工・開発・生産・倉庫機能を持つこの拠点を、自然対応のベストプラクティスを開発する場として選定。ここで得た知見は、テトラパックの全世界の現場に展開される予定です。
拠点の生態学的・地理的・環境的な特徴を調査し、環境ストレスの要因と自然への潜在的な負荷を分析しました。その結果をもとに現場の優先課題を整理し、自然の改善機会に焦点を当てた「ネイチャー・アクション・プラン」を策定しています。
この取り組みは現在、世界中のテトラパック拠点における自然評価のベースラインとして機能しています。日々の事業活動が自然に与える影響と、自然から受けている恩恵の両方を可視化する、具体的な実証データとなっています。